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우에노 치즈코, 이민 발언으로 촉발된 페미니스트 논쟁 본문

여성주의역사학

우에노 치즈코, 이민 발언으로 촉발된 페미니스트 논쟁

alice11 2017. 2. 21. 12:04
移民に関するWeb上のフェミニスト議論まとめ
上野千鶴子氏の中日新聞コメントに端を発した移民をめぐるフェミニストの議論のリンクまとめです。
日本でも、欧州でも、米国でも、露骨な排外主義が、時に「ネオリベラリズム批判」「グローバル経済批判」(それ自体は重要な批判なのですが)の装いを纏いつつ、右派のみならず左派の心情にも訴えながら、急速にその勢力を拡大しています。その一方で、あるいはだからこそ、現在のフェミニズムの中にある人種主義や階級主義、国籍主義や異性愛主義などを今一度問い直し、よりインターセクショナルなフェミニズムへと鍛え直していこうという要請も、ここに来て(少なくとも私が見ている英語圏においては)はっきりと強まっているように見えます。
このような時代にあって、フェミニスト同士のあるいはフェミニズムの内部での議論を積み重ねていくことは、日本語圏のフェミニズムにとっても重要なことです。今回の上野氏の新聞紙上での議論提起は、私自身はその御主張に賛同はしないものの、貴重な議論の機会を提供なさったものであると思います。
上野氏の最初のコメント及びその後ブログで発表なさったご説明を受け、すでにWeb上では何人ものフェミニストが応答を発表しています。ただ、それぞれの発表の媒体が異なっており、各応答を繋ぐリンクなども欠落しているため、「フェミニストの議論」の全容を追うのが難しい状況でもあります。
WANでそれらの議論を取りまとめたプラットフォームを提供いただければと思っていたのですが、まだそのような動きはないようです。担当者の方もお忙しいことと存じますし、何より、それぞれの観測範囲の限界もありますので、とりあえず私が拝読した「フェミニストからの応答」のリンクをまとめて見ました。
  • どなたが「フェミニスト」なのかの確認はとっていません。私が「この方は一般的にフェミニストとみなされている」あるいは「この論考はフェミニストの論考だ」と感じたものを、極めて恣意的に選んでいます。
  • これもリンクに入れた方が良いのではないか、というものがありましたら、ご教示ください。
  • 上野氏の最初のコメントに対する移住連の公開質問状を「フェミニスト」の議論として入れるかどうか、少し迷ったのですが、質問状への上野氏からの回答の宛先が女性研究者であることから、少なくとも「フェミニストからの応答」の側面を持つとみなしても良いのではと判断しました。


以下、リンクです(敬称略)

「平等に貧しくなろう」

上野千鶴子 (2017.2.11 中日新聞「この国のかたち」)
(新聞サイトでどのくらいオンラインに記事が残るのかわからないため、とりあえず以下にコピペを残します)
>  日本は今、転機だと思います。最大の要因は人口構造の変化です。安倍(晋三)さんは人口一億人規模の維持、希望出生率一・八の実現を言いますが、社会学的にみるとあらゆるエビデンス(証拠)がそれは不可能と告げています。
>  人口を維持する方法は二つあります。一つは自然増で、もう一つは社会増。自然増はもう見込めません。泣いてもわめいても子どもは増えません。人口を維持するには社会増しかない、つまり移民の受け入れです。
>  日本はこの先どうするのか。移民を入れて活力ある社会をつくる一方、社会的不公正と抑圧と治安悪化に苦しむ国にするのか、難民を含めて外国人に門戸を閉ざし、このままゆっくり衰退していくのか。どちらかを選ぶ分岐点に立たされています。
>  移民政策について言うと、私は客観的に無理、主観的にはやめた方がいいと思っています。
> 客観的には、日本は労働開国にかじを切ろうとしたさなかに世界的な排外主義の波にぶつかってしまった。大量の移民の受け入れなど不可能です。
>  主観的な観測としては、移民は日本にとってツケが大き過ぎる。トランプ米大統領は「アメリカ・ファースト」と言いましたが、日本は「ニッポン・オンリー」の国。単一民族神話が信じられてきた。日本人は多文化共生に耐えられないでしょう。
>  だとしたら、日本は人口減少と衰退を引き受けるべきです。平和に衰退していく社会のモデルになればいい。一億人維持とか、国内総生産(GDP)六百兆円とかの妄想は捨てて、現実に向き合う。ただ、上り坂より下り坂は難しい。どう犠牲者を出さずに軟着陸するか。日本の場合、みんな平等に、緩やかに貧しくなっていけばいい。国民負担率を増やし、再分配機能を強化する。つまり社会民主主義的な方向です。ところが、日本には本当の社会民主政党がない。
>  日本の希望はNPOなどの「協」セクターにあると思っています。NPOはさまざまな分野で問題解決の事業モデルをつくってきました。私は「制度を動かすのは人」が持論ですが、人材が育ってきています。
>  「国のかたち」を問う憲法改正論議についても、私はあまり心配していない。国会前のデモを通じて立憲主義の理解が広がりました。日本の市民社会はそれだけの厚みを持ってきています。
>  (聞き手・大森雅弥)

逆張りと敗北主義は強者の娯楽なのか

韓東賢 (2017.2.12 Yahoo! ニュース)

『中日新聞』『東京新聞』(2017年2月11日)「考える広場 この国のかたち 3人の論者に聞く」における上野千鶴子氏の発言にかんする公開質問状

移住連貧困対策プロジェクト 2013.2.13

中日新聞上野千鶴子さんインタビュー記事に思う

菊地夏野(おきく’s第3波フェミニズム 2017.2.16)

人口減少か大量移民か? ちづこのブログNo.113

上野千鶴子 (WAN 2017.2.16)

移民問題は、「選択の問題」か?--上野さんの回答を読んで 

岡野八代 (WAN 2017.2.18)

共生の責任は誰にあるのか―上野千鶴子さんの「回答」に寄せて 

清水晶子(WAN 2017.2.19)